人生記憶

数あるサイトの中から訪問感謝いたします。私の人生の見つめ直し記録・記憶です。

三子の魂100まで。3歳くらいの記憶 

 


私は、正確な年齢は思い出せないが、

父が私が3歳頃から東京に単身赴任へ行き、

土日だけ帰ってくる生活を営んでいた。

そして、うちの家は母の家が

自営業を行なっていた。

自営業の主となる人は祖父だ。 

 


姉は、10歳くらいで十分物心がついている。

姉は反抗期も入るので、姉のほうが大変だったかもしれない。

 


祖父と母は喧嘩が絶えず、

 

落ち込みやショック、悲しみのあまり、

母がご飯をつくれず、夜寝てしまったり、

外にでていってしまったことも多かった。

 

 

祖父と接すると、母の気持ちはぎゅと押しつぶされてしまうようだ。

 

代わりに姉が簡単なご飯をつくったり、洗い物をしていたりしていた。

 

私はどうしたらいいかわからず、母が寝てしまうと一緒に寝ていたりした。

 

ある時、私の幼稚園入学の話になった。

保育所は、家が自営なので、優先順位が低く、

母は自営業兼専業主婦なので、幼稚園を考えたのだろう。


市で公立幼稚園の入園を決める抽選があった。

 

そもそも抽選制って謎だなと思うのだが、

友達の家は、父親がくじをひいたら、入園が決まったらしい。

 

そこで、うちの家は、母がくじをひいて、

私は落選してしまい、公立幼稚園には入れないことになった。

 

家からも徒歩でいける幼稚園で1番条件がよかったのに。


私立の幼稚園は幼稚園バスでいかなければならない。


そこで、祖父に母が叱られていた。

 


「男の自分が引いたら当たっていたのに」

という祖父。

 


理不尽な怒りだなと思いつつ、喧嘩してほしくなかったので、3歳の私は喧嘩を止めた。

目の前で喧嘩されると悲しい。

例え、私のことであっても。

 


確か抽選の日は平日だった気がするけど、あまり平日の午前か午後に父親が家にいるのってそんなに想像できない。

 

だからほとんどの家は母親がひいたんじゃないのかな。


結局、私は、仕事場に来ていたお手伝いさんが勧める私立の幼稚園に入園したのだった。


ruriha