幼少期〜はじめてのおつかい〜
私の住む家の近所には、スーパーがあり、
ものごころついた頃から、母にちょっとした買い物に行かされていた。
あるとき、いちごを頼まれたことがあった。
いちごも、安い物から高い物まである。
私は、目利きだったので、1000円前後のいちごを
スーパーのレジに持って行った。
子どもながらに大きいいちごのほうが美味しそうに見えたのであろう。
子どもは素直だ。
そしたら、店員さんが、家に電話してくれて、
私のもらっているお金ではいちごが買えないこと、を母に話してくれた。
母からもらったのは、500円だったような気がする。
スーパーでは、同じ幼稚園に通っている男の子のお母さんがパートをしていた。
おそらく電話をしてくれたのはその店員さんだろう。
そしたら、母が、お金を持ってやってきた。
スーパーは、私と母の待ち合わせの場所によくしていたが、別のところに同じスーパーをつくったこともあって、そちらのほうが売り上げがよかったのだろう。
近頃はドラッグストアに代わってしまっている。
ドラッグストアにも食品はあるが、生鮮食品はないので、少しだけ不便だ。
生鮮食品が置いてあるドラッグストアは、少し離れにある。
また、パートさんも、変わるので、私が小学校にあがるには、知り合いのパートさんもいなくなってしまっていた。
私は、小さい頃から、
1人でおつかいによく行っていたが、
そこのスーパーの麓には、ホームレスの少し怖いおじさんがいたり、
自閉症のある、男の人に、後ろをつけられて、話かけられたりしていて、
自閉症のある、男の人に悪気はないのだが、
小さいながら、少々怖い思いもしていて、今も少しトラウマがある。
また、頼まれたものももちろん買うが、
頼まれていない、自分がほしいお菓子なども、
少し買ったりして、母にあなたはちゃっかりした子だねー。と言われていた。
私は、あんまり怒られなかった。
もちろん母にもらったお金だから、多分、怒られなかったんだろうって思っている。
家族以外のお金で頼まれてもいないものは買わない。
お使いのご褒美を自分で自分に買う。そんな子どもだった。
従兄弟は、母に買う前に報告しないと、怒られるようだったので、従兄弟はお菓子一つ買うにしても、母親に電話して許可を得ていたように思う。
正直、そんな従兄弟は、煩わしいというか、頼まれて買い物にきてるのだから、お菓子くらい買ってしまっても、子どもだし、夏休みだから、少々多めに見てくれるんじゃないかなと思っていた。
中には、返してこさせる親もいるかもしれないが、、、。
万引きとかじゃなくて、ちゃんとお金を払っていたから。
今も従兄弟や従兄弟家族とは、折り合いが悪いから、できるだけ会いたくないけど
何故か、うちの家や土地のことが好きみたいで、コロナ禍でも都会から会いにきたりして、困っている。
結婚して世帯を持っていて、コロナ禍なのだから、遠慮をしてほしいと強く思っている。
Ruriha